清秋竹露深(せいしゅうちくろふかし)
竹の葉の上で玉のように輝く一滴の露は清々しい天下の秋を
含んでいる。水晶の玉の様な竹露は互いに互いを映し出す清らかさを
持つのだとか...
それは、一点の曇りもない一課の妙珠とも言える。
誰もが本来見えており重々無心に一切を映し出す。
今日は、お昼から黒門庵でお稽古でした。
一客一亭のお稽古となりましたが、初心者のNさんには、マンツー
マンでお伝えする事が出来ました。
風炉は八景風炉 窯は竹地紋筒窯を使用。
水指は、備前 陶峰造。
主菓子は、『太閤福』
太閤秀吉が朝鮮出兵の際、肥前名護屋に築城。そこで草庵茶室を作り
武将に自ら茶を点て振る舞っていたとか...
当初は珍しい砂糖を使った『あん餅』もあった様。
まさにその再現のようです。
大原松露製であります。
器は、先月お伺いした大橋の悠遊さんで...沖縄の作家
赤嶺学さんのクラフトです。
干菓子は、すはま団子と小布施の栗落雁。
瓢の菓子器は、 祖父の作品。
昼下がりのひと時、このようなお稽古が出来るのも何と贅沢な
事か。
Nさんとっても喜んで頂きました〜。
私と同年代のNさんは、何事もなかったかのように250ccのバイクで
帰られました〜w
来週も別グループでお稽古があります。
どうぞ宜しくで〜す。