11月は沢山のお茶の行事があります。
今回は、天神から特急電車で30分の地。久留米へとお茶三昧シスターズ
お出かけしてまいりました。
久留米城趾 有馬記念館で行われるお茶会への参加と記念館見学です。
早朝から大雨でしたが、ドアを開け外へ出るとムンムンとした湿度の高い
11月とは思えない気候でした。
はい、今日の掛け物『日々是好日』お茶席では良く見かける禅語です。
お書きになられた方は、梅林大老師。京都の妙心寺の館長の経験を
勤められた方とお聞きしました。
とてもダイナミックな字を書かれる方ですね!!
平々凡々と何事も障りの無い穏やかな人生なんていうのはあり得ない話で
毎日が平安無事である事を願い全身全霊で生きる事が出来ればこの句に
相応しい人生になるのだ〜と解釈。
お茶も11月が後半に近くなると開炉から口切りへと。。。
茶の正月とも言えるおめでたい時期です。
名残りの物とは違い、正月に相応しい凛としたお道具等の取り合わせも
考えながら。。。
今回のお茶席では、高麗卓に桶川の水指とお棗は、遠山と松の輪島の
蒔絵でした。
お茶席は、江戸千家でした。
有馬記念館の特別展示 館内狭いのですが、禅宗文化の精華、伊藤若冲の
彩、茶陶の美、有馬家ゆかりの茶道具等を分かり易く展示されていました。
千利休の一行書や削った茶杓等も。。。
月初に訪れた京都の楽美術館にて初代長次郎の黒楽茶碗の展示を拝見
しましたが、こちらでも別バージョンで。。。
見応えのある展示物でした。
茶入れや棗のサイズがとっても大きく、やはり男性がお茶を
していた名残りが現れています。
競馬で有名な有馬記念は、14代頼寧氏(農林水産大臣)時に中山グランプリ
有馬記念を創設されたとか。
今回も沢山知らない事を教えて頂きました〜。。。
最後に恒例になりましたお茶三昧シスターズ。久留米城趾内篠山神社境内。