日曜日の大雪は大変でした。
そんな中バスは出発し、向かうは八代迄。
え〜?八代?
『松井泰之公没後400年追善茶会』
筑紫野インター迄、都市高速が通行止めになってましたので
下の路を1時間半程かけて。。。
筑紫野辺りは何処ぞや〜?と言わんばかりの大雪が降ってまして
スキー板で進んだ方が良いのかな?って感じのノロノロ運転でした。
しかし高速に入り、小郡辺りからは残雪も無くすっきりとしたお天気で
八代には、到着予定時刻30分程遅れてですが無事に。。。
そして晴れ!!いつも晴れ!!晴れ女2人。。。
この松井泰之という方は、細川家の家老をされていて千利休の
高弟でもあった方です。
大名茶人で有名な細川忠興の側近として仕え、文武にもとても優れて
いた様です。
供養茶会は、茶席が濃茶席と薄茶席と5席も設けられてあり、やはり
この地の肥後古流を拝見する目的が一番なもんですから行く前から力が
入っていました。(昨年から)
上に記されている会記の様に、掛物は利休居士の書状です。
お道具も再現フィルムなお様な感じでレアな物が間近で見れると
言うのは、博物館以外等の展示物以外は中々難しいもの。
それを、実際使ってるのに驚くばかりでした。
ここ八代市の松濱軒、何となく福岡でいうと友泉亭公園の様な感じ
ですが、決して手入れが行き届いている訳ではないのですが、
昔の風情がそのまま残されている趣が多々ありました。
濃茶席では、肥後古流の逆勝手点前が拝見出来、正客の座る位置等も
床柱の方では無く私達から言うと、下座の方?
逆回り。。。
柄杓を構える時、とてもゆっくりとした所作で行い何だか今から
舞が始まるのかな?って思うくらいの優雅な感じでした。
あ・うんの呼吸とリズム感を漂わせる所作に少しうっとり致し
ました。
薄茶席は裏千家さん。
半東の先生の説明が分かり易く面白おかしく語り部の様でした。
ここも掛物が忠興公の直筆の茶会道具付きです。
掛物は第一の道具なり〜。。。
と利休居士の百首にありますが、本当にお御馳走を頂くより豪華な
物でした。
滅多に見れない貴重な茶会の道具の取り合わせと伝承されていくで
あろう茶のありかた、今後どうシンクロさせていくかが課題です。
お昼の点心は最後に回りましたが、美味しいお抹茶とお菓子、
寒い中での茶会で御奉仕されている茶会担当の皆様有難うござい
ました。